豪議会委員会は、人権侵害者の入国を禁止する「マグニツキー法」成立を進めるための報告書を公表した。2020年3月、シドニー国際空港で撮影(Mark Evans/Getty Images)

オーストラリア議会、人権侵害者の入国を禁止する「マグニツキー法」成立を進める

オーストラリア議会の委員会は、米国のマグニツキー法(Magnitsky Act)に倣った人権侵害者の入国禁止や財産没収を定める新法成立を目指すよう勧告する報告書を、12月9日に議会に提出する。議会が7日に発表した。

外交、防衛、貿易に関する合同常任委員会人権小委員会の委員長ケビン・アンドリュース下院議員は、報告書『犯罪、汚職、不処罰:オーストラリアは世界のマグニツキー運動に参加すべきか』の発表に際してコメントを発表。同議員は、マグニツキー法成立により「人権侵害者や腐敗役人に制限を課すという世界的な運動にオーストラリアも参加する」と述べた。

マグニツキー法は、法輪功やチベット、新疆ウイグル、他の信仰者などに対して人権侵害に関わった中国共産党当局者への制裁措置をオーストラリア政府が課すことを可能にする。

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