大統領選挙の投票不正をめぐって、米数学者のボビー・ピトン氏がアリゾナ州上院での公聴会に出席した後、ツイッター側は同氏のアカウントを凍結した(Bethany Clarke/Getty Images)

ツイッター、米数学学者のアカウントを凍結、アリゾナ州公聴会で「選挙結果認めぬ」と証言後

ソーシャルメディア(SNS)大手、ツイッターは12月1日、米数学学者のボビー・ピトン氏のアカウントを凍結した。同氏は11月30日、アリゾナ州上院で開催された投票不正をめぐる公聴会に出席し、証言を行った。

ピトン氏は別のSNS、パーラー(Parlar)に、「またツイッターに封じ込められた。私は歓迎されていないと思う」と投稿した。同氏のツイッターのアカウント、@realbobbypitonにアクセスすると、現在「Twitterでは、Twitterルールに違反しているアカウントを凍結している」と表示された。

凍結されたピトン氏のアカウント(スクリーンショット)

ピトン氏は月曜日の公聴会で、自身の調査分析に基づいて、激戦州の投票結果を「私は絶対に認証しない」と述べた。また、「私は辞職してもよいと考えている。それでもこれらの結果を認証したくない」「私はこれらの投票結果が偽物だと信じている」などと語った。

米国のネットユーザーは、ツイッター側がピトン氏の証言を受けて、同氏のアカウントを凍結した可能性が高いと批判した。

一方、同日の公聴会で、証人数名は、アリゾナ州マリコパ(Maricopa)郡で使われた投票機製造会社ドミニオン(Dominion Voting System)の投票機の取扱説明書に、投票機をインターネットに接続する方法が書かれていると証言した。

サイバーセキュリティの専門家で、元陸軍大佐のフィル・ウォルドロン(Phil Waldron)氏によると、同氏が率いる調査チームは厚さ約3.8センチの取扱説明書を全部、読んだ。説明書は、投票機のオペレーターに「インターネットコードをルーターに接続すれば、システムがインターネットに接続されることになる」と指示した。

アリゾナ州ピマ(Pima)郡の選挙監視員であるアンナ・オース(Anna Orth)氏は、投票に行った人の中に、つい最近アリゾナ州に引っ越したばかりの人が多くいると公聴会で話した。同氏は、一部の人はアリゾナ州の運転免許証や身分証明書を持っておらず、(投票の際)アリゾナ州に住んでいると証明する請求書だけを示したと訴えた。

「その人たちの大半は、同じ住所にある2つのアパートに住んでいる」「多くはここに引っ越してきて、まだ1カ月も経っていない 」とオース氏は述べた。これが事実であれば、同州の関連法規に違反したことになる。

(記者・Jack Phllips、翻訳編集・張哲)

 

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