バイデン氏、「自由で開かれたインド太平洋」表現を変更
トランプ大統領政権において、中国共産党の野心的な拡張主義を制止するインド太平洋戦略は外交上の優位に置かれていた。しかし、民主党のバイデン政権移行チームは、この地域の積極的な対中牽制から距離を置く姿勢を見せている。
バイデン氏は11月11日、日本、オーストラリア、韓国の首脳とそれぞれ電話会談した。
同氏の政権移行チームの公式サイトによれば、インド太平洋地域について日豪韓の各首脳と話し合ったが、これまでの「自由で開かれたインド太平洋、Free and Open Indo-Pacifc、FOIP」との表現を、「安全で繁栄した(Secure and Prosperous)」に変えた。これが政策の方向を変更させることを意味するかどうかは、まだ明らかではない。
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