2020年11月4日、米ミシガン州デトロイトでは、選挙スタッフはTCFセンターを使用して、集計作業を行っている(JEFF KOWALSKY/AFP via Getty Images)

英アナリスト「5秒間で約15万票が増えた」と指摘、大統領選の集計問題で

ツイッターユーザーで英国人データ・サイエンティストのサラ・イーグルスフィールド(Sarah Eaglesfield)氏は11日9日、米国大統領選挙の投票問題について、不合理な増え方や減り方があると投稿した。

イーグルスフィールド氏は、疑わしいデータのスクリーンショットを掲載した。米ミシガン州の投票データでは、11月4日午後11時31分48秒の時点で、集計された投票数は457万4555票だった。しかし、この5秒後に、集計された投票数は472万4327票となった。5秒間で、ミシガン州の投票数は14万9772票が一気に増えたという。この約15万票のうち、トランプ氏への投票は6000票にとどまった。

イーグルスフィールド氏は、バージニア州の投票データにも異常がみられたと指摘した。11月4日午前4時43分の時点で、集計された投票数は336万8181票だった。しかし、この約30分後の午前5時12分に、集計された投票数は319万9165票となり、約17万票が減った。

同氏は、激戦州でないアーカンソー州でも、集計された投票数が急に減少したと指摘した。6日午後7時10分、集計が終わった投票数は121万2935票だったが、14分後に120万7944票となった。約5000票が減った。

同氏は、この現象について「『予想通り』なのか、あるいは(集計ソフトの)誤作動なのかがわからない。とにかく私は、2020米大統領選挙のデータを全く理解できない」とコメントを書き込んだ。同氏は、「データのファクト・チェックを必ず行ってください」とした。

ツイッターでは、イーグルスフィールド氏の投稿に注目が集まった。

ミシガン州の共和党は6日の記者会見で、集計ソフトの不具合で、同州では大量の共和党の票が民主党に計上されたと明らかにした。

(翻訳編集・張哲)

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