薬局に並ぶ薬品。イメージ写真(Joe Raedle/Getty Images)

山東省の公務員、同僚らに2年間「メス豚用ホルモン剤」投与、職場に強い不満

中国山東省乳山市で、幹部任用制度に不満を持つ同市職員は、2017年から同僚らが使うウォーターサーバーに、メス豚の発情誘起に使用されるホルモン剤を混入していた。健康異常を訴える同僚が相次ぎ、同職員が逮捕された。事件の背景には、共産党が長年、国民に植え付けた「恨む」という洗脳教育がある、との見方がある。

中国インターネット上ではこのほど、乳山市統計局の男性職員がネット上で購入したホルモン剤を水で薄めてから、注射器を使って、局内の各オフィスに設置されたウォーターサーバーに入れ続けていたとの投稿があった。中国紙・瀟湘晨報が10月26日、乳山市警察当局に情報を確認したところ、当局は「今この事件を捜査している」とした。

SNS上の投稿によると、同男性職員は2017年8月からホルモン剤を注入し続けた。ウォーターサーバーを利用した局長や職員らは「体重が急激に増えた」。さらに、「男性職員や局長らは昼間でも興奮していて、顔が常に赤く、座っていても汗をかいてしまう。女性職員も次々と妊娠していた」「閉経したはずの50代の女性職員にまた生理がきた」という。

▶ 続きを読む
関連記事
中国で「医療保障法」を可決した。2027年1月1日に施行、医療保険への加入を国民の義務とする。一方、医療費の給付割合や個人負担の上限、政府の最低補助額は明記しておらず、批判の声が上がっている
日本ウイグル協会は8月31日、東京都内で記者会見を開き、新疆出身のウイグル人男性(30)が、中共当局主導の「労働移転」で蘇州の食肉加工工場に送られ、約2年3か月にわたり無給で働かされた後、カンボジアの詐欺拠点へ売り渡されたとする証言を公表した
中国のロボット産業が急成長する一方、ファーウェイの元技術幹部は、中国製ロボットの76%が海外発のROSに依存し、中核アルゴリズムの国産化率も40%未満だと指摘した。標準化や安定稼働などの課題も残る
張又侠ら軍高官の相次ぐ失脚で、軍の統率に不穏が生じている。軍有力者の不在で、習近平の現状は「権力あれど軍動かせず」と専門家が指摘。軍内の「ソフトな抵抗」も懸念される。
天安門事件を目撃し、中共官製メディアの記者からキリスト教伝道師へ転身した汪勁氏の半生。軍の腐敗や臓器収奪、過酷な監視と弾圧の実態を告発し、現在はカナダで自由を語る元中共官製メディアの記者の証言