中国軍、南シナ海で死傷者救助演習を実施へ、軍事衝突への備えか

大紀元が入手した中国海南省政府の内部文書によると、中国軍は10月20日から22日までの日程で、南シナ海で、軍事衝突による負傷者の海上救助演習を実施する予定。一方、米海軍は10月7日、同海域で「大量死傷者演習(Mass Casualty Drill)」を行った。南シナ海における米中間の緊張感が一段と高まっている。

海南省政府は9月、国家発展改革委員会の指示を受け、「十四五(第14次5カ年計画、2021年から2025年まで)における海南省の改革開放深化および自由貿易港建設に関する中央政府予算内の投資プロジェクトリスト」を制定した。

情報筋はこの内部文書の一部である「十四五自由貿易港重大計画項目報告リスト」を大紀元に提供した。これによると、中国当局は海南省で、「国家海上緊急医学救援基地と国家航空医学救援基地」を建設する計画だ。建設の目的は「陸上基地の海上医療ネットワーク、海上医療救助隊の機動力、海上救急医療救助基地の支援プラットフォーム、陸・海・空の傷病者治療・搬送システムを構築するためだ」という。

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