30個のカニを生で食べた女性、体内に約10種の寄生虫=杭州

浙江省杭州市の46歳の女性は、「健康増進」の効果を信じて30種以上のカニを生で食べた。体調不良を訴えた女性は病院で検査したところ、体内に10種類近くの寄生虫がいて、胸腔の炎症を起こしていたことがわかった。中国メディアが報じた。

報道によると、胡さんは今年8月上旬から胸が締め付けられるような症状と、呼吸が苦しいと感じた。病院の診察によると、胸部に大量のガスと体液が溜まっていて、肺を圧迫していることがわかった。

腰椎手術を受けた女性は以前、知人から「生のカニを食べると骨が強くなり、腰痛が早く治る」とアドバイスされていた。30種類以上のカニを買い、細かく砕き、火を通さず酒に浸して食べていたという。

医師が女性の血液を検査したところ、肺吸虫、肝吸虫、トキソプラズマエキノコックス、裂頭条虫、有鉤条虫など10種の寄生虫に陽性反応が出た。胸腔内の体液は、胸膜に寄生虫が感染して炎症を起こしているためだという。

寄生虫は人体の中で成虫に成長し、脳、脊髄、消化管、腹腔、皮下組織などのさまざまな組織や臓器に寄生する。下痢や腹痛などさまざまな体調不良を引き起こし、重篤になれば後遺症が残り、死亡する場合もある。医師は、寄生虫感染を防ぐために、生水を飲まない、海鮮類や食肉は非加熱で食用せず、野菜はよく洗浄するなど、正しい生活習慣を身につけるようすすめている。

(翻訳編集・佐渡道世)

関連記事
2023年5月25日に掲載した記事を再掲載 若者を中心に検挙者数が急増する「大麻」(マリファナ)。近日、カナダ […]
中国共産党が7月に反スパイ法を改正し、邦人の拘束が相次ぐなか、外務省が発表する渡航危険レベルは「ゼロ」のままだ。外交関係者は邦人の安全をどのように見ているのか。長年中国に携わってきたベテランの元外交官から話を伺った。
日中戦争の勝利は中華民国の歴史的功績であるが、これは連合国の支援を受けた辛勝であった。中華民国は単独で日本に勝利したのではなく、第二次世界大戦における連合国の一員として戦ったのである。このため、ソ連は中国で大きな利益を得、中共を支援して成長させた。これが1949年の中共建国の基礎となった。
香港では「国家安全法」を導入したことで、国際金融センターとしての地位は急速に他の都市に取って代わられつつある。一方、1980年代に「アジアの金融センター」の名声を得た日本は、現在の状況を「アジアの金融センター」の地位を取り戻す好機と捉えている。
米空母、台湾防衛態勢に 1月29日、沖縄周辺海域で日米共同訓練が挙行された。日本からはヘリコプター空母いせが参 […]