中国とインドの国境地帯での対立がエスカレートするなか、中国共産党がチベット人のアスリートを民兵として起用しているとの報道がある(GettyImages)

中国軍、チベット人スポーツ選手を民兵に 中国インド紛争の最前線

中国とインドの国境地帯での対立がエスカレートするなか、中国共産党がチベット人のアスリートを民兵として起用しているとの報道がある。

チベット亡命人民議会の連絡官ガサン・ジェンツァン(格桑堅参)氏は米政府系ラジオ・フリー・アジア(RFA)の取材に対し、「中国チベット側からの情報によると、中印国境沿いの見張り所には多数の民兵がいる。彼らは間違いなくチベット人だ」と述べた。

同氏はまた「中国側はチベットのスポーツ学校の学生や四川省成都の戦闘チームのメンバーなどを特別に招集して、国境警備隊に参加させている。特に体力のあるこれらのチベット人を『人間の盾』としてインド軍と対峙する最前線に行かせている。汚いやり方だ」と批判した。

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