チベット山脈周辺を巡礼する信仰者、2007年撮影(GettyImages)

中国軍、チベットにミサイル基地新設 専門家「インドへの挑発」

中国は4月、チベット自治区ガリ地区にあるカイラシュ・マーナサローワル(Kailash Manasarovar、中国名・岡仁波齊峰)遺跡の一部である湖の近くに軍事インフラの建設を開始した。印紙インディア・トゥデイは8月22日、建設が完了すれば、巡礼地は「軍が駐留する戦闘地帯」になりうると報じた。

インドのメディアによると、この建設は、何億人ものインド人に崇められている宗教的な場所への冒涜にあたる。専門家は、これは中国によるチベット自治区の軍事化の一環だと見ている。

カイラシュ山とマーナサローワル湖は、一般にカイラシュ・マーナサローワル遺跡として知られている。ヒンドゥー教やチベット密教など4つの宗教によって崇拝され、インド文化、民間伝承、精神的教典と結びつく聖地だ。

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