オーストラリアの「海に浮かぶマングローブの森」 157年の時を経て神秘的な姿へと変貌を遂げた難破船
オーストラリア北東部にあるマグネティック島。英国の探検家、ジェームズ・クックがこの島の側を航行したとき、強い磁力により船のコンパスが狂ったことからこの名で呼ばれるようになりました。この島の沖合に、座礁したまま放置された難破船があります。この難破船は長い時間をかけて神秘的な変貌を遂げ、今や新たな観光スポットとして話題を集めています。
この難破船、SSシティオブアデレード号の物語は、1863年に始まります。
My Modern Met(世界中のアートやクリエイターを紹介するサイト)によると、英スコットランド・グラスゴーで建造されたこの蒸気船は1863年にグラスゴーを出港、主にオーストラリアのシドニー、メルボルンとハワイのホノルルを結ぶ客船として運航されました。その30年後に大型帆船に改造され、石炭や物資を運ぶ輸送船として使われるようになりました。しかし1912年、船は火災に見舞われ数日間にわたり延焼し続け、壊滅的な損傷を負ってしまいました。
火災の3年後、船の残骸はマグネティック島在住のジョージ・バトラー氏により購入され、同島ピクニック湾の堤防として使われることになりました。しかし、牽引して船を移動させる最中に同島コックル湾で座礁、そのまま放置されてしまいました。
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