2018年、米新興企業向け市場ナスダックに上場した、映画配信サービス・愛奇芸(iQIYI、アイチーイー)(GettyImages)

米証券当局、中国版ネットフリックス「愛奇芸」を調査

米ウォール街に上場している中国企業「愛奇芸、iQIYI(アイチーイー)」は、財務データを改ざんした容疑で、米証券取引委員会(SEC)が調査を行っているという。調査会社は今春に指摘したが、最近、米メディアが報道したことで注目を集めている。

愛奇芸は中国IT大手・百度(バイドゥ)参加の映画配信サービス企業で、「中国版 Netflix」と例えられている。しかし、米ナスダックに上場している愛奇芸の株は、証券取引委員会の調査に関する報道以降、10ポイント以上も落ちた。

愛奇芸に対するデータ改ざん疑惑は4月、米国の投資会社ウルフパック・リサーチ(Wolfpack Research)が37ページに及ぶ報告「アイチーイー、中国版ネットフリックスか、あるいは単なる第二のラッキンコーヒーか(原語 iQiyi: China’s Netflix or Just Another Luckin Coffee?)」で指摘したことから始まった。

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