70代の法輪功学習者を1年間不法拘束=中国広州
中国広州市越秀区の法輪功学習者・王雪禎さん(76、女性)は2019年7月9日、広州市公安局公共交通支局の私服警官に拉致・拘束され、すでに1年が経過した。
2020年2月末、王さんは広州市海珠区留置場に移送され、迫害を受け続けている。高齢である彼女は2カ月前から激しい腰痛で歩行困難な状態にあり、這って進む時もあったという。治療を受けられず、現在、危険な状態にある。
王さんは広東省薬品監督管理局を定年退職した元職員で、定年退職した時には健康状態が非常に悪かったため、1997年より法輪功を学び始め、その後、健康を取り戻した。1999年7月に中国共産党政権が法輪功への迫害を開始した後、彼女は法輪功を放棄しなかったため、強制労働教養所に収容された。
2019年7月9日、王さんと同じく法輪功学習者である息子の馬民慶さんも、尾行されたのち拉致され、その後不当に家宅捜索を受け、一部の財産を没収され、広州市第一留置場で迫害を受けた。
馬さんもかつて懲役7年の実刑判決という不当な判決を受け、服役した。
2020年1月3日、広州市海珠区裁判所は家族や弁護士らを締め出し、裁判を行った。王さんは裁判で「法輪功を邪教と規定する法律はない。法輪功は人々に善良であることを教えている、世界は『真・善・忍』を必要としている」と自身の無実を訴えた。その前日には息子の馬さんも同裁判所で裁判を受けた。
法輪功(ファルンゴン)とは真善忍に基づく佛法修煉法であり、1999年7月、当時の江沢民指導部が法輪功に対する弾圧を始めてからすでに21年以上が経ち、中国国内の数千万人の法輪功学習者が迫害の対象となり、大勢が労働教養所や刑務所に強制収容され、拷問で亡くなり、状況次第で臓器が移植用に摘出されている。
(大紀元日本ウェブ編集部)
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