米議会委員会、中国サイバー攻撃に「威嚇的な対抗体制を」年間損失31兆円
米議会は、中国共産党政権が仕掛けたサイバー攻撃と情報窃盗に対抗する措置を強化する姿勢を示した。米ラジオ・フリー・アジア(RFA)が8月4日、報じた。
議会のサイバースペース・ソラリウム・コミッション(Cyberspace Solarium Commission)が4日、サイバー抑止力の促進を含むサイバーセキュリティ戦略の実施状況に関して報告書を発表した。委員会の主要責任者であるアンガス・キング上院議員(無所属、メイン州)は同日の議会公聴会で、米国は壊滅的なサイバー攻撃を受けたことはないとしたものの、「知的財産権侵害や、米国民の個人情報の窃盗、選挙への介入など、一定のサイバー攻撃を受け続けてきた」と述べた。
サイバースペース・ソラリウム・コミッションの報告書は、中国による知的財産権侵害で、米企業などは毎年3000億ドル(約31兆6623億円)以上の損失を被っていることを明らかにした。被害企業は、消費者信用情報会社のエキファックス(Equifax)、ホテル大手のマリオット・インターナショナル(Marriott International)などがある。さらに、米連邦政府人事管理局(OPM)もサイバー攻撃を受け、職員などの個人情報が盗まれた。
関連記事
中国で住宅価格の下落が止まらない。中古住宅は47か月連続で値下がり、100都市のうち91都市で下落。売れているのは安い物件だけ
中国で有線イヤホンが再ブーム。売上20%増の背景は「充電不要」と「安さ」。若者を中心に人気が再燃している
中国で工場停止が相次ぎ、仕事が見つからない人が都市にあふれている。求人は減り、競争は激化
中国でドキュメンタリー映画32本が公開停止。中国という特殊な国をみる上では、見えている情報よりも、検閲で消されている情報にこそ真実がある
中国で若者が心臓外来に殺到。著名人の急死をきっかけに不安が拡大、複数都市で異変が起きている