伝統メディアとSNSを巧みに操り、世界を洗脳する中国共産党の宣伝術=米フーバー研究所
スタンフォード大学フーバー研究所は、中国共産党による国際社会への「洗脳」手法について分析する報告書を発表した。それによれば、中国共産党は、表立った活動や地下の活動を通じて、情報を操作することによって、専制体制に対する世界の認識を変えようとしている。
「中国の物語:国際世論を形作る中国共産党のキャンペーン(Telling China’s Story: The Chinese Communist Party’s Campaign to Shape the Global Narrative)」の著者は、スタンフォード大学「インターネット観測所」技術研究部長のレニー・ディレスタ氏、ワシントン・ポストの元北京支局長ジョン・ポンフレット氏など5人。
「中国共産党は、国内での権力独占と世界的影響力を拡大するために、大規模なプロパガンダに依存している。近年、中国政府が資金提供したプロパガンダや影響力のあるキャンペーンが、伝統的なメディアからソーシャルメディアにまで及ぶ」と白書は述べた。
関連記事
中国系カナダ人の女性はNATOでの実習中にスパイ活動を行った疑いで逮捕された。中共が海外人材を利用してひそかに情報を収集する手法に、改めて批判が集まっている
米教育省の公開データによると、ハーバード大学が受け取った外国資金は約45億ドルで全米最多だった。中国関連資金は6億3千万ドルを超え、米上院議員が調査を求めている
公開記録によると、2025年に中共政府機関やメディア、中国・香港関連企業が申告した対米支出は1億ドルを超えた。官製メディアの運営費や米政府・議会へのロビー活動、貿易促進などに。ただし、公開資料に表れるのは登録・申告した活動に限られる
ベルギー検察当局は7月25日、ベルギーにあるNATOの軍事司令部で実習していた中国系のカナダ人女性を、スパイ活動に関与した疑いで逮捕したと発表
米下院歳入委員会は、中共と密接な関係を持つとされる実業家ネビル・ロイ・シンガム氏が、計3千900万ドル超の資金を提供した左派系非営利団体3団体に召喚状を出した。資金洗浄や外国勢力の影響力工作との関連を調べる