超レア! 2色の目を持つ双子の姉妹猫がインスタグラムで話題
イギリス出身のアイリスとアビスは左右で目の色が異なる姉妹猫だ。2匹とも右目は栗色、左目は明るい青色をしている。
虹彩異色症と呼ばれるこの現象は、飼い主の助けもありこの姉妹猫を一躍有名にした。ロシアのサンクト・ペテルブルグに住む飼い主のパーヴェル・ディアギレフさん(34)が、この姉妹猫の Instagramを開設し「世界で最も美しい双子猫」と称賛したのだ。
「ソーシャルメディアで2匹の子猫の飼い主募集の広告を見つけたときは、まさか2匹とも引き取ることになるとは思いませんでした」とディアギレフさんは語った。
ディアギレフさんは双子の姉妹を離れ離れにするのは可哀想だと思った。「子猫たちの写真を見ていくと、双子の姉妹はいつも一緒に写っていたんです。それを見てメロメロになりました」
異色症の原因を探っていたところ、必ずしもそうとは限らないが白いネコ科の動物に多く見られることがわかった。アイリスとアビスのめずらしい点は、2匹とも異色症であるのに対して、両親や他の兄弟にはそれが見られないことだ。
2015年に子猫たちを引き取って以来、多くの人々から印象的な外見に対して反響があり、写真は本物なのか、特別な交配をしているのかなどの疑問が上がった。ごく自然に生まれたこの姉妹猫は、猫好きではない人も含めて20万人以上のフォロワーを魅了した。
これだけの反響にも関わらず、ディアギレフさんは2匹を熱狂的ファンの前に連れ出そうとは考えていない。「彼女たちはオンラインで注目されているなんて思ってもいないけど、本物のスターになる素質はすべて兼ね備えているんだ」と彼は誇らしげに語った。
当分の間は日々の生活をソーシャルメディアでシェアしていく予定だ。「彼女たちのストレスになるから、混雑した場所には出かけられないんだ。Instagramは世界中の人にアイリスとアビスの美しさを知ってもらうための完璧な場所さ」とディアギレフさんは語った。
Instagramで有名になった異色症の猫はアイリスとアビスだけではない。スフィンクスの母娘、ロージーとポピーは、毛のないしわしわの体ではなく印象的な栗色と青色の瞳で注目を集めた。
飼い主のサラ・ジェンキンスさんは、毛のない体に対する否定的な意見を受けて2匹の写真を投稿するようになった。彼女は「周りから『不気味だ』『みすぼらしい』などと言われたことで、猫たちのソーシャルメディアを始めることにしました」と語った。ジェンキンスさんは、ロージーとポピーの魅力的な目がこの種の猫が直面する偏見を克服するのに役立つと気づいたのだ。
「彼女たちがどれほど優しくて愛情深いかを示すことが、スフィンクスにつきまとうネガティブな固定観念を克服することにつながるとわかったんです」と彼女は語った。