違法な出産ツーリズムで中国人に3年求刑 2年で3億円荒稼ぎ 米当局はビザ厳格化
米国で出産して子どもの市民権を得ようとする「出産ツーリズム」が横行しており、米国務省はビザ規則の厳格化などで対応している。米連邦地裁は6月30日、ビザ詐欺を計画した中国人の男に、懲役37カ月以上の判決を言い渡した。被告はすでに中国に逃亡し、裁判を欠席した。
米連邦地裁から判決を受けた陳超(Chao “Edwin” Chen、 35)は、2016年6月にビザ詐欺、結婚詐欺、虚偽申告などの罪を認めた。米移民・関税執行局によると、陳はその後、中国に逃亡した。
陳は共犯の2人と、カリフォルニア州オレンジ郡で「You Win USA」という訪米手続き代行サービスを運営。外国籍の妊婦と家族から金銭を受け取り、出産前に渡米させ、米国で生まれた子どもが市民権を取得できるように企画していた。
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