吉林省で院内感染が多発か、北華大学付属医院で95人隔離
中国東北部の吉林省で、中共ウイルス(新型コロナウイルス)の感染が拡大している。同省吉林市の病院では、看護師1人の感染が確認された後、同僚や家族など95人が隔離措置の対象となった。
大紀元はこのほど、吉林省疾病予防管理センターが出した通知を入手した。これによると、吉林市船営区当局が5月15日、中共ウイルス感染症例1件を報告した。感染者は20代の女性で、同市の北華大学付属医院で看護師として勤務している。女性は5月14日に核酸増幅検査(NAT)を受け、結果は陽性。15日から隔離治療を受けているという。
通知によると、女性看護師と接触した95人(病院の同僚55人、家族2人、病院の患者とその家族34人、他の接触者4人)はすでに隔離観察を受けている。
中国メディアは、この院内感染について報じていない。
北華大学付属医院の担当者は5月17日、大紀元の取材に対して、同病院は15日以降、入院患者を受け入れていないと明かした。「入院治療を受けたい場合、まずNAT検査を受けなければならない」という。
一方、吉林省疾病予防管理センターの5月10日付の通知によれば、同省舒蘭市人民医院の職員1人が9日に感染を確認された。職員は40代の女性だという。濃厚接触者15人が隔離された。
同省舒蘭市公安局の女性従業員が5月7日、中共ウイルスの感染を確認されたが、感染源はわかっていない。その後、この女性を起点に、感染が市内から市外へと拡大し、隣の遼寧省瀋陽市まで広まった。当局は濃密接触者の追跡がこれ以上困難だとし、接触者情報の公開をやめた。
(翻訳編集・張哲)
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