ホワイトハウス報告書、厳格な対中戦略を明示「悪逆非道な政権」
米ホワイトハウスは5月20日に発表した報告書で、中国共産党の略奪的な経済政策、軍事力拡張、偽情報の散布および人権侵害など「悪質な行為」を概説したうえ、厳格な対中戦略を明示した。
報告書は冒頭で、過去20年余りの対中戦略が失敗したと認めた。米国はニクソン政権時代から、市場開放を拡大し、対中投資や技術輸出を増やせば中国が自由になると期待していた。しかし、中国共産党は逆方向へ進み、より独裁的になり、経済、政治、軍事力を利用して、米国の利益を損なう行動をとるよう他国を脅迫した。
マイク・ポンペオ米国務長官は、報告書発表前の記者会見で、中国共産党政府を「悪逆非道な独裁政権」と呼び、「北京の自由な国々への敵意が過小評価されている」と述べた。
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