アングル:量的緩和は妥当か、ドイツ憲法裁がEU揺るがす判決

[ブリュッセル 5日 ロイター] – ドイツ連邦憲法裁判所は5日、欧州中央銀行(ECB)の量的金融緩和の一部が基本法に違反しているとの判断を示した。しかしこれはECBの政策だけでなく、欧州連合(EU)を形作る根本概念を揺さぶる危険をはらんでいる。

ドイツ憲法裁が主張したのは、EU加盟各国の司法にはEU法が国内法にどんな時に優越するのか、あるいはしないのかを決める権利があるということで、EU司法裁判所(ECJ)をEUの最高裁とする体制に挑むものだ。今後EU懐疑派が同じような異議を申し立てる前例を生み出したともいえる。

あるEU高官は「ECBへの重大な挑戦というよりも、ECJに対するメッセージのように見える。真の問題は、誰が法の解釈権を手にするかだ」と語った。

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