【紀元曙光】2020年5月3日

例年ならば、誰もがゴールデンウィークを満喫しているだろう。今年は日本全国どこも自粛。まるで別の国になってしまったようだ。

▼「家にいなさい。仕事は自宅でしなさい」と行政は言う。映画館も、寄席も、劇場も、コンサートホールも、ライブハウスも、人が密集する場所はダメ。旅行者がいないので、観光関係は全面休業せざるを得ない。

▼飲食店は、部分的に営業できたとしても、外出自粛により客が激減してしまった。複数での会食による感染例も伝えられたため、十分に消毒しても、店を開ければ世間に責められてしまう。「俺が何をしたって言うんだ」。ご店主の悔しさは、察するに余りある。

▼医療崩壊させてはいけない。その一点のために、涙を飲んで苦難に耐えている。ごく一部だが、朝からパチンコを打つ人がいる。パチンコ依存症の人がウイルスに感染しても、日本は良い国なので見捨てはしないだろう。ただ、その身勝手さが医療現場に多大な負担をかけることと、そのパチンコ店が超級の感染源になる危険性を、なぜ想像できないかと思う。

▼小欄に書くささやかな文章は、筆者から読者諸氏への手紙だと思っている。お役に立つかどうかは分からないが、読んでいただければ誠に嬉しい。筆者は、読者とそのご家族が「中共ウイルスに、絶対に感染しない」の一念を込めて、毎回の650文字をつづっている。

▼それでも、岩のように重い現実がある。職を失い、収入を絶たれ、返済を迫られて途方に暮れる人があふれる、我が日本。行政がまだ言わないことを、迷いながら書く。「死なないでください」。

関連記事
中国古典舞踊の最高峰・神韻芸術団は20日に来日。待望の2025年神韻世界巡回ツアーが23日に日本の名古屋で開幕する。
肩の柔軟性と筋力を高める6つのエクササイズを実践すれば、可動域を改善し、肩こりや日常の不快感を和らげる効果が期待できます。
白キクラゲやレンコンをはじめ、免疫力を高める10の食材を紹介。伝統医学と現代科学が推奨する抗炎症効果で、肺を潤し冬を快適に過ごす方法を提案します。
新たな研究により、男性における自閉症の発症リスク上昇には、Y染色体が関与している可能性が示されました。男性では自閉症が女性より約4倍多く見られる一因として、Y染色体が自閉症リスクを特異的に高めていることが明らかになっています。
朝食のタイミングを調整することで、2型糖尿病の血糖値管理が改善する可能性があることが新しい研究で明らかに。運動と食事のタイミングが血糖値に与える影響を探ります。