中国当局によると、2020年3~4月末まで、国内でアフリカ豚コレラの感染が14件確認された(Scott Olson/Getty Images)

中国、3月以降アフリカ豚コレラ感染14件確認、当局「厳しい状況」

中共ウイルス(新型コロナウイルス)が発生した中国では3月以来、強い感染力と高い致死率を持つ豚の感染病「アフリカ豚コレラ(ASF)」が再び流行し始めた。中国当局は、ASFの感染防止対応について「複雑で厳しい状況」と発表した。

中国農業農村部は4月29日、各レベルの家畜保健衛生部門に対して、ASFの感染拡大防止措置を一段と強化するよう要求した。「今年末までに、豚肉の生産量を通常の水準までに回復させることを目標にする」とした。

当局によると、3月以降、湖北省や四川省、陝西省、江蘇省など9の省・市で、豚のASFの感染が13件と、イノシシのASFの感染が1件確認された。当局は、昨年11月から今年3月まで、中国国内での感染は4件しかないとした。昨年11、12月はそれぞれ2件。今年1、2月は感染が確認されていないという。

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