工事現場に侵入した4人の子ども、土砂に埋まり窒息死

4月18日、河南省原陽県盛和府の建設現場で、5~9歳までの4人の子どもの遺体が発見された。21日、当局発表によると、4人は土砂を堆積させた作業場で遊んでいたところ、ダンプカーが運んだ土砂に埋まり、窒息死したという。同日、原陽県は住宅建設局長と2人の現場担当者を解任した。

中国国内報道によると、犠牲者の家族は21日、4人の子どもの葬儀を行った。2人は9歳、1人は7歳、1人は5歳で、全員が男の子。事故のあった原陽県の温荘村に住んでいたという。施工会社によると、4人の子どもたちは、囲いの隙間から敷地内に侵入したとみられている。

中国紙・新京報によると、事故の起きた工事現場は、道路や造園、住宅建設、運動場を含む広い作業現場。しかし、工事を請け負う企業は「施工許可」を取得しておらず、事故に関与した後傾型の後部8輪ダンプカーは、運転許可なく作業していた。

この事故を受けて、党書記と県住宅・都市再生局の孫国安局長、安全部隊長の王建康氏が解任された。党書記と県都市再生局(県総合法執行局)の魏雪毅局長も責任を問われるという。

19日には、ダンプカー運転手、建設計画監督官、現場施工担当ら開発・建設関係者8人が刑事起訴された。

(翻訳編集・佐渡道世)

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