【紀元曙光】2020年4月19日

中東の国トルコでも、中共ウイルスが猛威を振るっている。

▼中国語大紀元によると、18日時点でトルコの感染者数は78546人、死者1769人。親日国であるトルコには心からお見舞い申したいが、それにしても、なぜ彼の国でこれほど感染が広まったのか。

▼かねてより大紀元は、事実に基づく帰納的結論として「中国共産党に親密であった国ほど、ウイルス禍が顕著に現れている」と伝えている。アフリカ諸国のような医療の整っていない地域では、感染の実態を即時的に知ることは不可能に近い。ただ中共から多額の投資を受けていれば、見えずとも、恐るべき光景が推定されるのである。

▼トルコはEU加盟国ではないが、自国領のなかに欧州とアジアの双方をもち、有史以来、東西交通の要衝にある。EU以外の国とも積極的に外交を展開しており、近年に関係強化を図った主な相手はイラン、ロシア、中国である。

▼現大統領であるエルドアン氏は、2003年からの首相時代も含めて、中国への傾斜がつよかった。2009年に起きたウイグル騒乱では、同じトルコ系民族であるウイグル人に同情を寄せず、それを弾圧した中国政府に近い立場をとった。中国べったりではないが、中国共産党を容認する人物、と筆者には見える。

▼トルコの医療がどれほどか分からないが、8万人に近い感染者が出たら、死者の実数も上記の通りではすまないのではないか。エルドアン氏を批判する意図は、小欄にはない。ただ、中国に経済面での依存度が高かった日本の反省をふまえて、トルコ国民の安寧と無事を祈るばかりである。                                     

 

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