<心の琴線>
母の咳
「あなたのお母さんがひっきりなしに咳をしているのが聞こえるわよ。何かの病気に罹ったのか、ちょっと心配だわ」と、実家と付き合いのある近所の人から電話がかかってきました。当時、私は実家から離れた南方の街に住んでいました。今までほとんど病気を患ったことのない母がどんな健康状態にあるのか、私にはまったく想像もつきません。翌日、私は急いで母のいる実家に戻りました。
実家に着くと、すぐに母を病院へ連れて行きました。検査の結果、母の病名は肺炎でした。発見が早かったので大事には至りませんでしたが、少しでも遅れていたら、年老いた母の身体は持ち堪えられなかったでしょう。
母は咳をしながら、「私は大丈夫よ。数日休んだらすぐ治るわ」と、私に言い続けました。私は母の言葉を無視し、無理やり入院させました。
関連記事
自分を許せない背景には、過去へのとらわれや強すぎる責任感が関係することがあります。責任を受け止めながら心を軽くする視点を紹介します。
突然の動悸や脈の乱れは、一時的なものだけでなく危険な不整脈の可能性もあります。受診の目安や発作時の対処法を医師が解説します。
春に悪化しやすい喘息、その原因は「炎症」にあった?最新研究が示す治療の変化と、発作を防ぐための生活の工夫をわかりやすく解説します。
鳥を見たり鳴き声に耳を澄ませたりすることは、不安や孤独感を和らげ、心を今に戻す助けになる可能性があります。気軽に始められる自然の癒やしです。
薬だけに頼らず、運動と生活習慣で進行にブレーキをかける——パーキンソン病と向き合う新しいアプローチをわかりやすく解説します。