2011年3月14日、連雲港に停泊する貨物船.(VCG/Getty Images)

米海軍紙、中国の海洋進出に対抗するため民間船の使用を提案

米国海軍の研究では、中国の海洋進出に対抗するために民間企業の船舶を利用する案が出ている。 中国では国家戦略上の海洋軍事力の一つとして海上民兵が重要な一部になっており、米国は対抗策を練っている。

元米海兵隊大佐で戦略国際問題研究センター(CSIS)上級顧問を務めるマーク・カンシアン(Mark Cancian)氏とブランドン・シュワルツ(Brandon Schwartz)氏は、米海軍兵学校の月刊誌「Proceedings」4月号に、民間の船舶に私掠許可(letter of marque)を付与し、二国間紛争の際、中国の商船や物資を拿捕・押収できるようにすべきだと提案した。

中国の大型商船団は米国との非対称的な脆弱性を表しており、海外貿易への攻撃は中国経済全体を弱体化させ、その安定性を脅かすことができると述べている。

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