<中共肺炎>米CDC、発症前1~3日間にウイルス伝播の可能性を警告
米疾病対策予防センター(CDC)の最新研究によると、中共ウイルス(新型コロナウイルス)に感染した患者は、発熱やせき、息切れなどの症状が現れる前の数日間に、ウイルスを伝播する可能性がある。
毎週、研究報告を公開しているCDCは4月1日、同ウェブサイトで最新報告を発表した。同報告は、1月23日~3月26日までシンガポールで確認された感染者243人を対象に行った調査をまとめた内容だ。同調査では7つのクラスター(感染者集団)を確認した。
また、243人のうち、157人はシンガポールの現地で感染したという。157人の中の少なくとも10人は、「発症前の伝染(presymptomatic transmission )」によって感染した。研究報告は、「感染時期を確認できた4つのクラスターに関して、発症前の伝播者は、症状がみられる前の1~3日間に、ウイルスを同じクラスターの他の人に拡散させた」とした。
CDCの研究者は報告において、「発症前の伝染の可能性から、感染者と直接接触した人々を追跡する際、感染者が症状が出る前に接触した人も含めて考慮しなければならない」と提案した。同時に、発症前の伝染は「COVID-19(中共肺炎)のパンデミックを抑制する上で、人混みを避けるといった社会的な距離が重要な役割を果たしていることを再認識させられた」と強調した。
CDCは、「症状の有無に関わらず、誰もがこのウイルスの病原体保有者である可能性がある」とし、「症状のある人だけが他人との接触を制限するのでは、パンデミックを阻止するのに不十分だ」と指摘した。
(翻訳編集・張哲)
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