米研究者、中共ウイルスの空気感染の可能性を示唆
中共ウイルス(新型コロナウイルス、COVID-19)は空気を介して感染する可能性があることを、発表された新たな研究で示唆された。米フォックスニュースが3月31日に報じた。
ネブラスカ大学医療センター(UNMC)、ネブラスカ大学国家戦略研究所などによる共同研究で、研究者らは、感染患者の部屋の内外から採取した空気サンプルから、中共ウイルスの遺伝物質を発見した。研究者らは、今回の発見は、「空気感染の可能性があることを示す限定的な証拠を提供している」が、空気感染の広がりを確認するものではないと警告している。
研究者らは、陽性と判定され、隔離された13人のうちの11人の部屋から空気と物体表面のサンプルを採取した。研究者らは、トイレなどの一般的に使用されるものだけでなく、空気サンプルからもウイルスの遺伝物質を発見し、「このウイルスは環境中に広く拡散している 」ことを示しているとした。
感染患者の部屋の中からウイルスが検出されただけでなく、「スタッフが出入りしていた部屋の外の廊下からの空気のサンプルも陽性だった」と研究者は書いている。
「これらの結果は、ウイルスが直接的な接触(飛沫感染や人から人への感染)だけでなく、間接的な接触(汚染された物体や空気感染)の両方を介して広がる可能性があることを示しており、空気感染による隔離の予防策が適切であることを示唆している」と結論づけている。
中共ウイルスの感染経路はこれまで接触感染、飛沫感染、糞口感染、エアロゾル感染などが確認されている。
(翻訳編集・李沐恩)
関連記事
2023年5月25日に掲載した記事を再掲載 若者を中心に検挙者数が急増する「大麻」(マリファナ)。近日、カナダ […]
中国共産党が7月に反スパイ法を改正し、邦人の拘束が相次ぐなか、外務省が発表する渡航危険レベルは「ゼロ」のままだ。外交関係者は邦人の安全をどのように見ているのか。長年中国に携わってきたベテランの元外交官から話を伺った。
日中戦争の勝利は中華民国の歴史的功績であるが、これは連合国の支援を受けた辛勝であった。中華民国は単独で日本に勝利したのではなく、第二次世界大戦における連合国の一員として戦ったのである。このため、ソ連は中国で大きな利益を得、中共を支援して成長させた。これが1949年の中共建国の基礎となった。
香港では「国家安全法」を導入したことで、国際金融センターとしての地位は急速に他の都市に取って代わられつつある。一方、1980年代に「アジアの金融センター」の名声を得た日本は、現在の状況を「アジアの金融センター」の地位を取り戻す好機と捉えている。
米空母、台湾防衛態勢に 1月29日、沖縄周辺海域で日米共同訓練が挙行された。日本からはヘリコプター空母いせが参 […]