新型コロナで途上国に打撃、2.5兆ドル支援必要=UNCTAD

[ジュネーブ 30日 ロイター] – 国連貿易開発会議(UNCTAD)は、新型コロナウイルスの感染拡大に対応するため、途上国に今年2兆5000億ドルの支援策が必要になるとの報告書を発表した。

UNCTADは「COVID-19(新型コロナウイルス感染症)が途上国にもたらす衝撃」と題された報告書で、途上国は大幅な資本流出、コモディティー(商品)価格の下落による輸出収入の減少、自国通貨相場の下落などにより「著しい打撃」を受けるとし、全体的な影響は2008年の世界的な金融危機を上回ると警告。それぞれ1兆ドル規模の流動性供給策と債務支援策のほか、5億ドルの緊急的な医療・保健サービス支援や資本規制などが必要になるとの見解を示した。

報告書を取りまとめたUNCTADのグローバリゼーション・開発戦略部門責任者、リチャード・コズル・ライト氏は、パキスタンやアルゼンチンなどと並び、サハラ砂漠より南のアフリカ地域「サブサハラ」が最も大きな打撃を受けると指摘。高水準の債務やデフレスパイラルに公衆衛生の危機という「恐ろしい組み合わせ」が重なる恐れがあると警告し、国際機関は真剣に対応する必要があるとの考えを示した。

▶ 続きを読む
関連記事
ガラパゴスからガーナ、西フィリピン海に至るまで、中国の漁船団が権力行使の手段として用いられていることは明らかだ
豪州に影響が及んだ世界的な乳児用粉ミルクの回収について、発生源が中国・武漢のバイオテクノロジー企業に特定された。
ヨハン・ヴァーデフル独外相は2日、シンガポールで、ドイツは米国と中国の間で「等距離を保っているわけではない」と表明し、米独関係が依然として重要との認識を示した
台湾・衛生福利部食品薬物管理署は3日、最新の水際検査違反リストを公表した。知名度の高い飲食チェーン2社が、それぞれ委託業者を通じて中国から輸入した食品用容器包装に不備が見つかり、蛍光増白剤の検出や溶出試験不合格などが確認された。
トランプ米大統領は、メキシコがキューバへの石油供給を停止する可能性があると述べた。供給が止まれば、エネルギー不足が続くキューバで全面的な停電に陥る恐れがある