中国当局はこのほど、ドメインネームシステム(DNS)ルートサーバの設置を承認した(AFP / Getty Images)

中国当局、DNSルートサーバ設置を承認 ネット規制対策の一環か

中国当局はこのほど、ドメインネームシステム(DNS)ルートサーバの設置を承認した。一部では、当局が今後、ネット規制をさらに厳しくするのではないかとの声が上がった。新型肺炎の急速な拡大で、市民や医療関係者がネット上で当局の防疫対策や隠ぺい体質などへの批判が広がっている。

中国の工業・情報化部は2月19日、ウェブサイトで、中国情報通信研究院がDNSルートサーバ(Lルートミラーサーバ)を設置し、同時に同サーバの運用機関の設立を承認したと発表。運用機関はナンバーが「JX0013L」であるDNSルートサーバを管理するという。

工業・情報化部は「DNSルートサーバのサーバルームの住所、IPアドレス、AS番号(Autonomous System number)を変更する場合、中国情報通信研究院が変更の15日前に書面で同部に報告する」よう求めた。

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