新型肺炎が猛威を振るう中、銀座でマスクをつけている中国人観光客(Tomohiro Ohsumi/Getty Images)

大阪入管、湖北省観光客のビザを延長 異例の措置 

大阪入国管理局は27日、湖北省から来日した中国人観光客らのビザ延長申請を認めたことがわかった。現在、新型コロナウイルスによる肺炎は同省武漢市を中心に中国全土で猛威を振るっている。こうした事情を配慮し、異例の措置を講じたとみられる。

SNSでの投稿によると、ビザは30日間延長されたという。

大阪入管は29日、大紀元の取材に対して、合理的な理由があれば、短期滞在ビザの延長も可能だと答えた。

また、同局はアジア通訊社の問い合わせに対して、新型コロナウイルスによる肺炎の発生で武漢空港が閉鎖されたこと、日本から武漢行きの航空便が欠航しているなどの事情を踏まえて、今回は特別な措置を講じたと答えた。

また、中国の他省からの観光客は現在、この措置の対象ではないと付け加えた。

(李沐恩)

関連記事
「孔子学院?新華社?こんなものはもう退屈だろう。中国が本当に世界的なソフトパワー拡大には、モバイルゲームに焦点を当てるべきだ」中国国内メディアは最近、100億米ドル規模に達している中国ゲームの影響力の高まりに自信を見せている。当局は、ゲームコンテンツを通じて中国文化の浸透工作や、親共産主義人物の人気獲得を促進したりしている。
日本料理の「五味五色」が生む健康の秘密。陰陽五行に基づく養生観が、日本人の長寿とバランスの取れた食文化を支えています。
2023年5月25日に掲載した記事を再掲載 若者を中心に検挙者数が急増する「大麻」(マリファナ)。近日、カナダ […]
中国共産党が7月に反スパイ法を改正し、邦人の拘束が相次ぐなか、外務省が発表する渡航危険レベルは「ゼロ」のままだ。外交関係者は邦人の安全をどのように見ているのか。長年中国に携わってきたベテランの元外交官から話を伺った。
日中戦争の勝利は中華民国の歴史的功績であるが、これは連合国の支援を受けた辛勝であった。中華民国は単独で日本に勝利したのではなく、第二次世界大戦における連合国の一員として戦ったのである。このため、ソ連は中国で大きな利益を得、中共を支援して成長させた。これが1949年の中共建国の基礎となった。