武漢市の新型肺炎、死者4人に 医療従事者15人も感染
中国湖北省武漢市の衛生健康委員会1月21日の発表によると、新型コロナウイルスの肺炎患者を看護する同市の医療従事者15人の感染が確認されたという。また、その他の医療従事者1人が感染の疑いがあるとした。この16人の患者のうち、1人が危篤状態。その他は症状が安定しているという。
また、1月19日22時から19日24時までに、新たに1人が死亡した。死亡者は計4人になった。新たな死亡者は男性で、89歳だった。
武漢市に住む女子大生は大紀元の取材に対して、市教育当局は各学校に休校するよう指示した。
市民の張さんは、「一部の企業も操業中止を決め、従業員に家で待機するように呼び掛けた」と話した。
張さんは、武漢市民は他の地方を訪ねるのを禁じられ、「列車のチケットも買えない状況だから、市から出ることができない」と話した。
市民の李さんは、武漢市が感染実態を隠ぺいしたと強く批判した。「武漢市の感染状況は政府に隠された。昨年12月、微博にすでに肺炎の情報があった。警察がこの情報を投稿した人を逮捕したのだ。今になっても、政府からこの件についての説明はない」
中国メディア1月1日の報道によると、武漢市で発生した「原因不明の肺炎」に関する「虚偽の情報」を流布したとして、警察当局は8人のネットユーザーを逮捕した。
在米中国人時事評論家の秦鵬氏は20日、ツイッターで、武漢市肺炎防疫会議に出席した知人からの情報を投稿した。それによると、会議では、「感染後の重症化確率は14%、致死率4%」「ヒトからヒトへの感染は確認された」「凝集性が生じている。すなわち、家族全員が発症する」などが報告された。
(記者・駱亜、翻訳編集・張哲)
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