2019年2月25日、スペインのバルセロナで開催された世界最大級のモバイル業界展示会MWCに表示された5Gのディスプレイ(Josep Lago/AFP/Getty Images)

欧州5G配備、華為排除でも10万人の中国ハッカー攻撃で金銭的負担=分析

欧州の著名な通信業界分析企業は、年次予測のなかで「中国問題の議論に未熟な見方が多く、主要技術を独裁国家に渡すことの影響を深く考えていない」と指摘した。

デンマークのコペンハーゲンを拠点にするストランド・コンサルト(Strand Consult)社は1990年代後半から、欧州の通信業界に技術革新、規制構造、および設備投資戦略に関して助言を行ってきた。同社が発表した「通信技術業界の2020年の予測」によれば、欧州の技術の優位性は2010年代半ばに中国の華為技術(ファーウェイ)と中興通訊(ZTE)に猛追された。

ストランド社は、2019年は5Gが主要な話題となり、イノベーション、セキュリティ、包括的なデジタル社会など通信技術が社会にもたらす価値についての議論が再開した年だったと評した。

▶ 続きを読む
関連記事
「孔子学院?新華社?こんなものはもう退屈だろう。中国が本当に世界的なソフトパワー拡大には、モバイルゲームに焦点を当てるべきだ」中国国内メディアは最近、100億米ドル規模に達している中国ゲームの影響力の高まりに自信を見せている。当局は、ゲームコンテンツを通じて中国文化の浸透工作や、親共産主義人物の人気獲得を促進したりしている。
日本料理の「五味五色」が生む健康の秘密。陰陽五行に基づく養生観が、日本人の長寿とバランスの取れた食文化を支えています。
2023年5月25日に掲載した記事を再掲載 若者を中心に検挙者数が急増する「大麻」(マリファナ)。近日、カナダ […]
中国共産党が7月に反スパイ法を改正し、邦人の拘束が相次ぐなか、外務省が発表する渡航危険レベルは「ゼロ」のままだ。外交関係者は邦人の安全をどのように見ているのか。長年中国に携わってきたベテランの元外交官から話を伺った。
日中戦争の勝利は中華民国の歴史的功績であるが、これは連合国の支援を受けた辛勝であった。中華民国は単独で日本に勝利したのではなく、第二次世界大戦における連合国の一員として戦ったのである。このため、ソ連は中国で大きな利益を得、中共を支援して成長させた。これが1949年の中共建国の基礎となった。