アモイで道路陥没 車2台が転落 地下鉄駅に大量の水

中国南部福建省のアモイで12月12日、地下鉄2号線の呂厝駅付近の上部を通る道路が陥没し、少なくとも乗用車2台が転落した。地下鉄利用者の撮影した映像から、駅構内に大量の水が流入する様子が確認できる。

中国国内メディアによると、12日午後9時頃、アモイ市思明区呂嶺路の呂厝駅で、地盤沈下が発生した。駅構内と線路上に大量の水が流れ込んだ。

当日午後11時頃、アモイ軌道交通集団はソーシャルメディア微博の公式アカウントで、アモイ地下鉄2号線で道路の陥没と水道管の破裂が起きたと伝えた。この事故により、乗用車2台が落下したという。

崩壊の面積は約500平方メートル。落下した乗用車に乗っていた人は自力で脱出し、死者はいないという。

事故後、アモイ出身の著名人である博黄内氏は、同地域では過去2度も地盤沈下が起きており、2度とも、行政側は十分な対策を講じていないと批判した。

12月1日、広州市にも道路陥没が発生し、3人が転落し、死亡した。当局は転落者を助けることなく、セメントを穴に注入した。

(翻訳編集・佐渡道世)

 

関連記事
「孔子学院?新華社?こんなものはもう退屈だろう。中国が本当に世界的なソフトパワー拡大には、モバイルゲームに焦点を当てるべきだ」中国国内メディアは最近、100億米ドル規模に達している中国ゲームの影響力の高まりに自信を見せている。当局は、ゲームコンテンツを通じて中国文化の浸透工作や、親共産主義人物の人気獲得を促進したりしている。
日本料理の「五味五色」が生む健康の秘密。陰陽五行に基づく養生観が、日本人の長寿とバランスの取れた食文化を支えています。
2023年5月25日に掲載した記事を再掲載 若者を中心に検挙者数が急増する「大麻」(マリファナ)。近日、カナダ […]
中国共産党が7月に反スパイ法を改正し、邦人の拘束が相次ぐなか、外務省が発表する渡航危険レベルは「ゼロ」のままだ。外交関係者は邦人の安全をどのように見ているのか。長年中国に携わってきたベテランの元外交官から話を伺った。
日中戦争の勝利は中華民国の歴史的功績であるが、これは連合国の支援を受けた辛勝であった。中華民国は単独で日本に勝利したのではなく、第二次世界大戦における連合国の一員として戦ったのである。このため、ソ連は中国で大きな利益を得、中共を支援して成長させた。これが1949年の中共建国の基礎となった。