日本政府、高齢者医療見直しも俎上に 前倒しで議論

[東京 26日 ロイター] – 政府は第4回全世代型社会保障検討会議(議長・安倍晋三首相)を開催し、年内にとりまとめる社会保障改革の「中間報告」に向けた議論を行った。年金の担い手を増やすための対象者拡大に加え、高齢者医療の給付と負担の問題も前倒しで議論した。特に、団塊の世代が後期高齢者になり始める2022年から医療費の急増が予想される一方、高齢者の医療費負担が軽いことが俎上に上がった。

医療に関する議論は当初、年内に結論を出す年金改革の次に本格化し、来年夏の「骨太方針」に盛り込まれる予定だった。だが、年内の中間報告に盛り込むことを視野に、今回議題となったとみられる。

会議で示された厚生労働省の資料によれば、65歳以上の高齢者は一人当たり医療費が年齢とともに増え、年間46万円程度から110万円程度まで徐々に増加していく。それにもかかわらず、自己負担は7―8万円でほぼ一定で推移するのは、高額医療費の負担限度額が70―74歳で2割負担、75歳以上は1割と低く設定されていることなどが背景にある。

▶ 続きを読む
関連記事
8月15日、日本は81回目の終戦の日を迎える。その2日前の13日、ロシアのプーチン大統領が北方領土の択捉島を訪れたという。なぜ今、プーチン大統領は択捉島を訪問したのだろうか
米国でAIデータセンター建設への反対運動が拡大している。トランプ米大統領は中共が背後で煽動していると主張。一方、AIデータセンターや先端半導体では米国が大きく先行している
東南アジアの拠点を舞台に巨額の暗号資産をだまし取る国際詐欺組織に対し、FBIが本格的な反撃を進めている。人身売買や暴力で維持される「詐欺工場」の実態と、巨額資金の押収や摘発に挑む米当局の最新動向を伝える
公開されたファウチ氏の内部日記から、パンデミック初期の政治的思惑やワクチン効果の認識、メディア統制の実態が浮き彫りに。政府中枢で何が起きていたのか、膨大な一次資料からコロナ危機の深層を暴く決定版論評
中共の「関税逃れ」をAIで監視へ。トランプ政権が「探知型国境監視」システムを開発進める。40か国超に広がる迂回輸出網を標的に、貨物や企業情報をAIで分析し摘発を強化する方針。