9月20日、香港市民は「天が中国共産党を滅する」と書かれたプラカードと米国旗を掲げて、米国に「香港人権・民主主義法案」の早期可決を求めた(宋碧龍/大紀元)

中国市民「心の中で香港を応援する」 『九評共産党』発表15周年

「最近の香港デモから、中国邪党がいかにデマをでっちあげ、中傷を行い、真実をわい曲して、本土の国民を騙してきたのかを目にした。…このため、私は少年先鋒隊から脱退することを決めた。邪党と決別するのだ」

大紀元時報は社説「共産党についての九つの論評」を発表してから15年経った。この間、3億4000万人以上の中国人が、大紀元の中国共産党および関連組織離脱サイトなどで、共産党からの脱退を表明した。6月以降、香港デモが始まってから、多くの中国人が共産党脱退声明のなかで、香港デモを支持すると表明した。いっぽう、中国当局は香港デモを支持する国民に対して締め付けを強めている。

9月12日、遼寧省瀋陽市出身の善鐸さんは共産党離脱推進サイトにこう書き込んだ。「共産党が存在する国に、独裁暴政、虐殺、暴力、虚言が絶えない。特に中国共産党の香港抗議者への暴力行為は、その凶暴さ、その残酷さ、そのごろつきの本質をあらわにした。共産党こそ邪教であり、諸悪の根源だ」

9月5日、中国市民30人は、「われわれは中国共産党邪教のすべての組織から離脱するとここで声明する。香港デモを支持する!天が必ず中国共産党を滅する!中華民族の天を敬い神を信じる伝統の復興を願う」と声明を発表した。

10月25日、約100人の市民が共産党離脱の声明に署名した。声明は「共産党は香港を中国の一都市に変えようとしている。共産党は、約束を守らないというならず者の本性を変えることはないだろう」と非難した。

11月17日、匿名の市民は声明で、「父親として」共産党による子どもへの洗脳教育に強く不安を感じていると述べた。また、「中国国内では、多くの人は、自由・民主を求める香港同胞を支持している。しかし、声を上げることができないので、心の中で応援します!」「国際社会の皆さん、中国官製メディアの報道を信じないでください!中国本土の私たちは香港とともにいる。私たちは、わが国、わが民族を愛している。この邪党を愛していない」

市民の向緒照さんは、「邪悪の共産党が、平和に民主化を求める香港市民に対して暴力的に鎮圧し、香港の若者を惨殺したことで、私はやっと共産党の邪悪な本質を認識できた。ここで共産党組織からの離脱を宣言する」と書き込んだ。

離脱声明を公表した中国市民の大半は「共産党に騙されて党員になった」と話した。一部の市民は「共産党の本質を絶えず暴いてきた大紀元に感謝する」とした。

いっぽう、中国当局は、香港デモに関する情報や写真をネット上に投稿して、デモを支持する市民への取り締まりを強めている。

米ラジオ・フリー・アジア(19日付)によると、福建省アモイ市の公務員の男性はネット上に香港抗議デモの写真などを投稿したことで、警察当局に5日間拘束された。中国人に香港デモの情報を伝達している人物に、「中国当局に逮捕、または尋問された人が増えている」と述べた。

今月中旬、江西省にある南昌航空大学の牛傑副教授は香港抗議者を擁護する発言をネット上に投稿したため、処分を受けた。

(翻訳編集・張哲)

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