10月29日と11月6日、中国河南省と遼寧省の地方銀行で取り付け騒ぎが起きた(Getty Images)

中国の地方銀行で取り付け騒ぎ、1週間2件発生

中国の地方銀行ではこのほど、取り付け騒ぎが相次いだ。10月29日、河南省洛陽市の伊川農村商業銀行に続き、11月6日、遼寧省営口市の沿海銀行にも、預金を引き出そうとする市民が殺到した。

営口市の警察当局は、「虚偽の情報」を流したとして、市民9人を拘束した。インターネット上では、沿海銀行が経営難で近く破たんするとの書き込みが拡散されていた。

営口市政府は緊急声明を発表し、「沿海銀行は資金が十分にあり、経営管理状況も良好だ」と強調し、市民に「うわさを信用しないで、冷静さを保つように」と呼び掛けた。

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