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食物アレルギーの子を持つ母親

特別メニューの誕生日会を開いてくれた先生の思いやりに母親が涙

複数の食物アレルギーを持つ子ども母親は、学校行事のたびに息子の食事を事前に準備するのが当たり前だった。しかしあるクラスのパーティーでは、先生が思いがけないサプライズを用意してくれた。

会計士のシャノン・ミスキメンさんは、2人の子を持つ母親だ。彼女の息子ケイデンくんは、食物蛋白誘発胃腸(FPIES)と呼ばれる珍しい病気を患っており、彼には複数の食物アレルギーがある。

ミスキメンさんによれば、彼はわかっているだけで12のアレルギーを持っているという。しかし彼の体の状態では、試行錯誤をする以外にどの食品が安全かを知る方法はない。

(Photo by Terry Disney/Express/Hulton Archive/Getty Images)

そのため彼は、「食事を伴う学校行事」から仲間外れにされていると感じることが多かった。母親は当時5歳の息子のために、安全な食事をあらかじめ準備して学校に送り出していた。彼はいつも「リュックの半分程もあるお弁当箱」を持ち歩かなければならなかった。

特別な行事があるときには、彼がみんなと一緒に楽しめるように、お弁当箱にお菓子を入れるようにしていた。2015年12月に迫っていたクラスパーティーでも、彼女はいつも通りお弁当を準備するつもりだった。しかし、先生たちの思わぬ行動に彼女は驚かされた。

パーティーの数日前、彼女は学校から「ケイデンくんにやさしいパーティー」を開催する旨のメールを受け取った。メールにはケイデンくんにとって安全な食べ物リストが添えられていた。また文面には「ケイデンくんが他のお友達のご飯を気にしたりせず、食べたいものを食べられる日にしたいと思います」と書かれていた。

先生たちの優しさに、母親は涙を抑えられなかった。

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その後、先生たちは残りの家庭にもメールを送り、「食物アレルギーを考慮して、食事は学校側で用意します」と伝達した。ミスキメンさんもクラスのために手作りのカップケーキを用意した。

彼女は感動的な投稿の最後に「パーティーは大成功だった」ことを報告し、「ケイデンは何も心配することなくすべての料理を食べることができました」と喜びと感謝の気持ちを述べた。彼女はまた「息子の先生方の寛大さと優しさに涙が出ました」と語った。

この思いやりあふれる物語は9万2千以上のいいねを獲得し、感動したユーザーたちから約250件ものコメントが寄せられた。

中でも心温まるコメントには、「小さなことのように思える親切の心が、相手の人生に大きな影響を与えるものですね。この先生が思っている以上に、彼女はすばらしい行動をなさいました。私も幸せな気持ちでいっぱいになりました」と記されていた。

(大紀元日本ウェブ編集部)

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