中国、ブロックチェーンの世界覇権を狙う デジタル通貨発行で国民監視
中国当局はブロックチェーン技術(分散型台帳技術)を積極的に発展させる姿勢を示し、国家重要戦略の1つと位置付けた。中国当局は同技術で国民への監視強化のほかに、仮想通貨やデジタル通貨の世界覇権を取得する狙いがある。
10月24日、習近平国家主席は中央政治局で開催された専門家らによるブロックチェーン技術説明会で、「ブロックチェーン技術は、技術革新と産業の変革において重要な役割を担っている」と述べ、同技術を「重要技術の自主的イノベーションのきっかけとして」今後投資を拡大するとした。
これを受けて、中国と米国の株式市場では、ブロックチェーンに関連する銘柄の株式相場が急上昇した。同技術を使用した仮想通貨のビットコインの価格は、26日と27日の週末の取引で、一時、1ビットコイン=1万ドル台を上回った。
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