妊娠23週目にして二分脊椎を発見、そして手術へ 

トゥリンクル夫妻(妻のジェシカと夫のスペンサー)の赤ちゃんのパーカーは、母親のお腹の中にいる時に二分脊椎という異常があると診断されました。

2018年11月、定期健診でいつものように病院を訪れた妊娠23週目のジェシカは、医者に別室に呼ばれ、パーカーの嚢が脊椎の中で大きくなってしまっているという説明を受けました。赤ちゃんは問題もなく順調に成長していると安心していた矢先のできごとでした。死産、流産、脳死…など色々な可能性があるという医師の言葉に、ジェシカは怯えました。さらに医者からは、無事産まれてもパーカーは歩けないので車いすの生活が考えられるとも言われました。

精密検査を受け、パーカーが脊髄髄膜瘤二分脊椎であるということが分かりました。脊髄の一部が飛び出てしまっているのです。子宮にいる胎児に手術を施す必要があったのですが、ジェシカは藁にもすがる思いで、すぐにその難しい手術をすることを決断しました。何とかして可愛い我が子の命を守りたい一心でした。

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