タイの子犬 4年間元の場所で待ち続け

タイのコーンケン(Khon Kaen)で一匹の子犬が4年前に飼い主の元からいなくなりました。その子犬はその後ずっと同じ交差点で待ち続けていましたが、つい最近、ソーシャルメディアの助けもあり、再び飼い主と再会しました。

9月初旬、あるFacebookユーザーがレオ(Leo)という子犬の写真をシェアしました。そのユーザーによると、レオは毎日同じ場所にいて、まるで誰かを待っているように見えました。また見たところ野良犬とは違い、誰かが世話をしているようです。

そのユーザーはレオについて聞いて回りました。彼はレオが多くの時間、同じ交差点に留まっていることを知り、またある女性が頻繁に食事や水を与えていることも分かりました。

レオの写真を撮っていた時、彼はレオを世話する女性に出会いました。そこで彼女にレオの状況について尋ねてみると、そのサバラク (Saowalak)という45歳の女性は、彼に詳細を話しました。

サバラクはこう言いました。「私は数年前にこの場所でレオを見かけました。当時レオは痩せこけており、皮膚病にかかっていました。私はそのまま立ち去ることができず、レオを家に連れて帰り世話をして、レオの健康の回復の手助けをしました」

「しかしある日、帰宅してみるといなくなっていて、周りを探してみると、レオは元の交差点に戻っていたことが分かりました。レオが元の飼い主を待っていたのだと思い、そのままにしておきましたが、数日ごとに水と食べ物を持ってレオに会いにいってます」

そのFacebookユーザーがシェアしたレオの写真、そして飼い主をずっと待っているというストーリーは、インターネット上で大きく広まりました。そして元の飼い主が最初に写真を見た時、彼女はすぐにその犬が自分の愛犬、ボンボン(BonBon)だと分かりました。レオが同じ場所で4年間待っていたことを知り、彼女はとても感動しました。

2015年2月、64歳の女性ナン•ノイ•シッティサーンは、家族とボンボンを連れて一緒に車で出かけました。しかし、家に帰る道中でいなくなってしまいました。車が赤信号を待っているときに車から飛び出たのかもしれません。シッティサーンとその夫は、ガソリンスタンドに立ち寄ったとき初めて、ボンボンがいなくなったことに気づきました。あとで車で戻ってみましたが、ボンボンは見つけられませんでした。

そして今、つい数日前に、シッティサーンはその交差点に行ってボンボンと再開しました。彼女が名前を呼ぶと、尻尾を振って彼女に向かって来ました。しかし、家に連れて帰ろうとしたとき、一緒についていこうとしませんでした。

シッティサーンは、ボンボンがサバラクに愛着を持っていることを知りました。実際、彼女は数年間レオを世話したのです。シッティサーンはボンボンを新しい飼い主に預けることにしましたが、頻繁に様子を見に来るでしょう。

(大紀元日本ウェブ編集部)

関連記事
白キクラゲやレンコンをはじめ、免疫力を高める10の食材を紹介。伝統医学と現代科学が推奨する抗炎症効果で、肺を潤し冬を快適に過ごす方法を提案します。
新たな研究により、男性における自閉症の発症リスク上昇には、Y染色体が関与している可能性が示されました。男性では自閉症が女性より約4倍多く見られる一因として、Y染色体が自閉症リスクを特異的に高めていることが明らかになっています。
朝食のタイミングを調整することで、2型糖尿病の血糖値管理が改善する可能性があることが新しい研究で明らかに。運動と食事のタイミングが血糖値に与える影響を探ります。
神韻芸術団2025年日本公演間近、全国42公演予定。伝統文化復興を目指す公演に観客の支持と絶賛の声が相次ぎ、チケットも記録的な売上を上げている。
食品添加物「カラギーナン」が健康に与える影響についての新しい研究結果を紹介。インスリン感受性や炎症の悪化と関連があり、摂取を控える方法も提案します。