中国人民銀行(中央銀行)は6日、今月16日から預金準備率を0.5%引き下げると発表した(TEH ENG KOON/AFP/Getty Images)

人民銀行、預金準備率引き下げ 指導部重要会議の直後に

中国人民銀行(中央銀行)は9月6日、市中銀行から強制的に預かる資金の比率を示す預金準備率を0.5%引き下げると発表した。16日から実施。この措置で、9000億元(約13兆円)の資金が市中に供給される。米中貿易戦の影響を受け、低迷している中国の景気を支援する狙いだとみられる。

預金準備率の引き下げは今年に入って3回目となる。今回発表のタイミングに注目が集まった。

中国の李克強首相は4日、国務院(内閣に相当)常務会議において、「穏健な金融政策を実施していく」と強調した一方で、実体経済を下支えするために「適当な時期に(預金準備率を)微調整し、実際の金利水準を引き下げていく」と述べた。

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