上海自由貿易試験区、「企業の撤退で抜け殻に」=ロイター通信
2013年9月末、中国初の自由貿易試験区は上海で設立された。6年経った今、米中貿易戦の激化と中国経済失速で、企業が相次いで撤退し、試験区が抜け殻になっている。ロイター通信が2日報道した。
報道によると、上海自由貿易試験区の中にある「上海外高橋保税区」では、「オフィスの中に人影は全くなく、ガラスの扉は南京錠で施錠されている。中にある椅子などは雑乱に置かれている。かつて、人で混みあっていた食堂も今や、次々と店じまいした。使用された割り箸やプラスチック製の容器が地面に散乱している」という。
ロイター通信は、上海自由貿易実験区の現状をもたらした主因は、貿易戦や中国経済情勢の悪化ではなく、中国当局による資本規制の強化にあるとの見方を示した。中国当局は、試験区を設置した当時、外資誘致のために、「区内と海外のモノやカネの流れを自由化する」と金融分野の開放、投資規制の緩和などを約束した。実際には、当局は逆のことを実施している。
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