(Pixels, Shutterstock)

心臓病を引き起こす 6つのワースト食品

心臓疾患による死亡者は、米国だけでも毎年61万人に達しており、南北アメリカでは男女ともに死因のトップとなっています。

性別、民族、家系的な遺伝要因とは異なり、心臓疾患は自助努力で防ぐことが可能です。”運動に加えて、食事の内容や嗜好を変えるだけで、心臓疾患を予防できます。コレステロールと血圧を下げる食事にして、血糖値を適正に保ち、肥満に気をつける”、これらが危険因子を避けるポイントなのです。

健康的な食事を考えるためには、「食べてはいけない食品」の知識が必要です。これからご紹介する食品は、心臓の病気に最も悪影響を与えるものですので、極力口にしない、あるいは永久に決別することをお勧めします。

1.加工肉

Processed meat (stockfour/Shutterstock)

長期の研究によると、過度の塩分、硝酸塩、保存剤を含む加工肉は最悪とも言える食品で、食べ過ぎると、心臓病の原因となる高血圧を引き起こします。加工肉は避けるべき食品ですが、どうしても食べなければならないときは、2~3オンス(約57~85グラム)を1週間に食べる上限としましょう。

2.ソーダ類、甘味飲料

Soda drinks (FREDERIC J. BROWN/AFP/Getty Images)

ソーダ、フルーツジュース、スポーツドリンクなどの甘味飲料を飲む米国人がますます増えていますが、アメリカ心臓協会の長期にわたる研究によると、甘味飲料は肥満や2型糖尿病につながり、ひいては心臓疾患を引き起こす原因となります。1週間のメニューからこれらの飲料を1缶除くだけで、心臓病のリスクを回避できます。甘味飲料は飲まないに越したことはありませんが、飲むのであれば、週に8オンス(約237cc)にとどめておくのがよいでしょう。

3.精製・加工された穀物、炭水化物

White bread (forstbreath/Shutterstock)

加工された穀物や炭水化物で思い浮かぶのは、小麦粉、白米、白パン、低繊維のシリアルなどですが、考えてみると、天然の穀物で白いものはありません。食品が白いということは、丁寧に加工されている証拠なのです。精製の過程で食品本来の質が失われて、分子構造が高血糖に変わり、心臓疾患の原因となります。摂取量を週に7オンス(1オンス=約28グラム)に抑えましょう。加工された穀物類を全粒粉や高繊維のものに置き換えるのもよいでしょう。

4.揚げ物

Fries (Christopher Jue/Getty Images)

揚げ物は「百害あって一利なし」です。ごくたまに食べるくらいならよいのですが、米国人は毎日のように口にしています。油っこい食べ物は肥満、高血圧、高コレステロールの原因になりやすく、それにより血液の流れが滞って心臓病を引き起こす危険があります。「揚げ物」というと、フライドポテト、ドーナツ、フライドチキンなどが人気ですが、油で揚げたものは、心臓に良くありません。定期的に食べていると、68%の割合で心臓病に罹患する危険があります。

5.アルコール

Beer (Photo credit FRED TANNEAU/AFP/Getty Images)

過度のアルコール摂取は、高血圧、心不全、脳卒中、肥満の原因となることがあります。アルコールは血中脂肪値を上昇させます。健康のことを考えると、男性で1日2杯、女性で1日1杯、ビールなら12オンス(約355cc)、ワインなら4オンス(約118cc)、蒸留酒なら1.5オンス(約44cc)くらいがよいでしょう。「赤ワインが心臓に良い」という説についてはいまだに調査中で、他の要因(健康食品やウォーキングの習慣)との因果関係も調べてみる必要がありそうです。

6.トランス脂肪・飽和脂肪

Fried food (Scott Barbour/Getty Images)

脂肪には、天然の脂肪(ナッツやアボカドなど)、人工脂肪、動物性脂肪などがあります。トランス脂肪と飽和脂肪は肥満、コレステロール値の上昇、心臓疾患につながるので、袋詰めの加工食品、揚げ物、マヨネーズ、バター、パーム油、ココナッツオイルなどの摂取量を抑えたほうがよいでしょう。トランス脂肪、飽和脂肪、硬化油が原材料に含まれていないか、食品のラベルをチェックしてみましょう。それらの脂肪類は、1日の摂取カロリーの6%以下にすることが望ましいのです。

免責事項: 当記事は情報の提供を目的としており、専門的な医療の助言に代わるものではありません。食生活見直しの際には、常にかかりつけの医師あるいは栄養士にご相談ください。

(大紀元日本ウェブ編集部)

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