歴史の名君 唐の太宗・李世民

唐王朝を設立したのは、高祖の李渊(りえん)であるが、実質的な創業の功臣で、国の発展の枠組みを固めたのは唐の太宗・李世民(626~649在位)だ。李世民は、中国五千年の歴史の中で最も賢明な名君と称えられており、彼が統治していた貞観時代は歴代の帝王たちの模範となった。

李世民という名前の由来には、次のような逸話がある。世民が4歳の時のことである。李淵を訪れた書生が偶然に世民を見かけて、「龍鳳のような気品に、太陽のような貴人相だ。冠礼を上げる年頃(20歳)になると、世を治めて民に安らぎをもたらすであろう」(龍鳳之姿、天日之表、其年几冠必能済世安民)と言ったという。この(済世安民)から二文字を取って世民としたのである。

李世民は幼い頃から戦場を飛び回り、民衆の苦難を目の当たりにしたため、民こそが国を建てる根本であることをよく知っていた。彼はかつて太子と大臣らに次のように語ったという。

▶ 続きを読む
関連記事
スマホから離れることはできても、その状態を続けるのは意外と難しいもの。つい画面を見てしまう心理と、デジタルデトックスを長続きさせるための実践的な工夫を紹介します
アルツハイマー病には、脳のエネルギー代謝の異常が関係しているかもしれません。血糖管理、睡眠、食事、運動など、脳の健康を支えるために知っておきたいことを紹介します
首や背中の痛みは、普段の座り方や寝転び方が関係しているかもしれません。負担をかけやすい4つの姿勢と、こまめに体を動かすコツ、自宅でできる体幹トレーニングを紹介します
毎日のコーヒーは体に何をもたらすのでしょうか。7つの健康効果から、豆の選び方、淹れ方、保存方法、注意点まで。コーヒーをもっと健康的に楽しむための完全ガイドです
腰椎すべり症による痛みやしびれを和らげるには、どんな運動が役立つのでしょうか。中医学の専門家が紹介する3つのエクササイズと、取り組む際の注意点を紹介します