6カ月に七十余りの城を攻め落とし、諸葛孔明でも憧れた名将は誰?(二)

 

連合軍が速やかに斉を攻め落とし、燕軍を斉の各地に配置し、国民を安心させることによって民心を得られ、斉を征服できると楽毅は考えていた。しかし斉の将軍・田単は反間の計を用い、「楽毅は6ヶ月で七十余りの城を落とせたが、なぜ3年かけても即墨と莒を落とせないのか? その理由は楽毅が自ら斉王になろうと企んでいるからだ」と、流言を流した。それを聞いた昭王は「楽毅の功績は天地を覆っている。王に封じても構わない」と言い、使者を送って楽毅を斉王に封じようとした。楽毅は昭王の絶大な信頼と厚意に感激しながら、王の冊封を死んでも受けられならいと言い、昭王との約束を守り、「昌国君」の冊封だけを受け入れたのだった。

その最中に昭王が崩御し、死後に太子の恵王が即位した。斉の将軍・田単は、恵王の疑り深い性格と、太子時代に楽毅と不仲だった時期があったことを知っており、再び反間の計を用いた。恵王は流言を信じ、直ちに楽毅を解任して帰還させ、騎劫を将軍として送り、楽毅の代わりに兵符を引き継がせた。一方、田単は即墨で反攻に転じ、騎劫の率いる燕軍を撃破し、奪われていた七十余りの城を全て奪還し、楽毅の苦労は泡のように消えてしまった。

▶ 続きを読む
関連記事
現代の日本が抱える健康問題や少子化、環境問題に対し、根源である「土」から解決をめざす。独自の堆肥化技術を展開する葉坂プラントの葉坂社長は、失われつつある「日本人の心」と命の循環の回復を掲げ、発信を続けている
春のアレルギーは体質や生活習慣とも関係。栄養・腸内環境・ストレスなど多角的に整えることで、症状の緩和をサポートする方法を紹介します。
コウライキジやキンケイなど、世界に存在する美しいキジ6種を紹介。自然の中で輝く色彩と個性豊かな姿は、まさに「生きた芸術」です。
苦味は代謝や炎症、消化に関わる重要な働きを持つことが研究で明らかに。苦い食材を適度に取り入れることで、体のバランスや健康維持を支える可能性があります。
コップに残した水、翌日も飲んで大丈夫?意外と知らない「12時間ルール」と細菌リスク、さらに温かい水と冷たい水の違いまで、専門家の見解をもとにわかりやすく解説します。