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これら4つの良い習慣は人生を良くする「鍵」となる

知らないと損!あなたの人生を変える4つのキーストーン・ハビットとは ?

建築の世界でキーストーンは、アーチの中央に置かれる石で、アーチの両サイドがキーストーンの頂上部分で支え合い、アーチ全体の強度に係わる石だ。キーストーンなしではアーチはすぐに崩れるであろう。

習慣という観点では、特定の習慣が人生のキーストーンとしての役割を果たすことがある。

『The power of Habit, Why We Do What We Do in Life and Business』の著者である習慣の専門家チャールズ・デュヒッグ氏はこのキーストーンハビット(要の習慣)について、「人生を大きく変えるためにすべての習慣を変える必要はなく、代わりにこのキーストーン習慣が何かを知り、それに集中することであなたの人生に相乗効果を与えることができる。」と説明している。

それでは、どのような習慣がキーストーンになる傾向にあるだろうか。

運動

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運動は多くの方の共通のキーストーンハビットだと言える。『Atomic Habits』の著者であるジェームズ・クリアーは自身の運動がキーストーン習慣となる自身の体験を話してくれた。

「私は面白いことに気づき始めた。」と彼は自身のウェブサイトにこう書いた。「運動した時、より良いものを食べたくなる。チョコレートやアイスクリームを自分へのご褒美として食べることができたのに、私はもっと健康的な食べ物を食べたい気分だったのだ。」

さらに彼は運動が良質な睡眠をとる手助けをしてくれることや、昼間の生産性を高めるなどを続けて説明した。「特に、1,2時間の運動で、私の頭はすっきりしてスラスラ文章を書くことができた。アイデアが簡単に溢れてくるのだ。」と彼は述べた。

つまり、補助的な効果を無視しても、運動は他の良い習慣を取り入れることをせずに、相乗効果が期待できるキーストーン習慣になり得ることが明らかである。

瞑想

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多くの方が瞑想をキーストーン習慣として挙げている。瞑想は、心と体を健康に保つ大きな効果がみられており、睡眠の質の向上、脳の老化防止、心臓病と脳梗塞のリスク軽減、不安の軽減、幸福感の増加などを含めて、さまざまな効果と関係している。

ベッドメイキング

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数年前にネットで拡散された話で、アメリカ海軍のウィリアム・H・マクレイブン提督は、「世界を変えたければ自分のベッドメイキングから始めなさい。」と述べている。この話は大いに価値のある話だ。彼は単純な行動であるベッドメイキングが1日の中で与える効果を数多く挙げ、人生で大きなことを成し遂げることにもつながることを述べた。

ベッドメイキングで、1日が小さな「勝ち」で始まります。ベッドメイキングはあなたの部屋を少し綺麗に見せ、おそらくあなたはより部屋を片付けようと思うでしょう。そしてベッドメイキングはあなたに「小さな誇り」と、次から次へと仕事をこなしていく力を与えてくれるでしょう。と、マクレイブン提督は述べた。これで小さなことを努力することの大切さが理解できる。そして「もしひどい1日を過ごすことになっても、綺麗にベッドメイキングされたベッドに帰ってくる。」と提督は付け加えた。

家族で夕食を食べる

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かつては当たり前だと考えていたことが、忙しい現代社会の影響で珍しくなることもある。夕食を家族で取ることもその中の一つかもしれない。

非営利組織の「The Family Dinner Project」は家族で夕食を取ることが重要な習慣であると呼び掛けている。夕食を家族で取ることに様々な良い効果があることがわかった。子どもには「高成績、回復力、自尊心」が見られ、「加えて、家族で食事を取る家庭では、薬物乱用、10代での妊娠、うつ病と摂食障害の確率が低い。」と「The Family Dinner Project」は公表している。

家族で夕食を取ることで家族間の繋がりを深め、心地よさと安心感を生み出し、より栄養のあるものが食べられる。そして、忙しい時や、人生に成功した時でさえも、何が一番大切かを教えてくれる。

あなたは人生でどの習慣を向上させたいですか?

(大紀元日本ウェブ編集部)

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