林鄭月娥・香港行政長官は議論を巻き起こしている「逃亡犯条例」改正案の採択を延期した(GettyImages)

香港行政長官、「逃亡犯条例」の延期発表 撤回は否定

香港政府は、中国本土へ容疑者の引き渡しを認める「逃亡犯条例」改正案の審議の延期を発表した。

林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官は15日に開かれた緊急記者会見で、20日に予定していた条例改正案の採択を延期することを発表した。

林鄭長官によると、親中派議員から、延期の要請があったという。さらに、条例審議を急ぐ要因となった、台湾で起きた香港人カップル間の殺人事件の容疑者について、台湾側は、改正案が成立しても容疑者の引き渡しを受け入れないことを明らかにしたという。容疑者は現在、香港で拘留されている。

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