香港条例改正案、中国当局「80万人支持」 ねつ造か

香港では9日と12日、犯罪容疑者の中国本土への移送を可能にする「逃亡犯条例」改正案に反対する大規模な抗議デモが発生した。香港の親中メディアが、数十万人の香港市民が改正案を支持すると報道し、改正案の正当化を図った。ソーシャルメディアの投稿では、中国当局が「支持者数」をねつ造していることを明らかにした。

中国外務省の耿爽報道官は10日の記者会見で、「80万人の香港市民が、条例改正案を支持する署名活動に参加した」と述べた。一部の中国メディアと香港親中メディアが耿爽報道官の話を報道した。

一方、インターネット上では、この署名活動への参加を呼び掛ける投稿が注目された。

▶ 続きを読む
関連記事
「孔子学院?新華社?こんなものはもう退屈だろう。中国が本当に世界的なソフトパワー拡大には、モバイルゲームに焦点を当てるべきだ」中国国内メディアは最近、100億米ドル規模に達している中国ゲームの影響力の高まりに自信を見せている。当局は、ゲームコンテンツを通じて中国文化の浸透工作や、親共産主義人物の人気獲得を促進したりしている。
日本料理の「五味五色」が生む健康の秘密。陰陽五行に基づく養生観が、日本人の長寿とバランスの取れた食文化を支えています。
2023年5月25日に掲載した記事を再掲載 若者を中心に検挙者数が急増する「大麻」(マリファナ)。近日、カナダ […]
中国共産党が7月に反スパイ法を改正し、邦人の拘束が相次ぐなか、外務省が発表する渡航危険レベルは「ゼロ」のままだ。外交関係者は邦人の安全をどのように見ているのか。長年中国に携わってきたベテランの元外交官から話を伺った。
日中戦争の勝利は中華民国の歴史的功績であるが、これは連合国の支援を受けた辛勝であった。中華民国は単独で日本に勝利したのではなく、第二次世界大戦における連合国の一員として戦ったのである。このため、ソ連は中国で大きな利益を得、中共を支援して成長させた。これが1949年の中共建国の基礎となった。