中国当局、西側メディアの閲覧を強化するいっぽう、海外メディアへの影響拡大を加速している(Getty Images)

中国当局、外国メディア8社サイトを遮断 天安門事件で検閲強化か

米ネットニュースメディア「インターセプト」によると7日から、中国国内から同社サイト、米ワシントンポスト、英ガーディアン、米ハフィントンポスト、米NBC、米クリスチャン・サイエンス・モニター、米ブライトバート・ニュース、加トロント・スターなどのウェブサイトを閲覧できなくなった。

閲覧制限された理由は現時点では、分かっていない。北京で起きた民主化を求める大学生や市民を武力弾圧した「天安門事件」30周年に当たる6月4日から、中国当局はネット検閲を強化した。今年、海外メディアは特集を組むなど当時の状況を詳しく報じていた。

中国共産党政権のインターネット検閲を監視するGreatFire.orgの共同創設者チャーリー・スミス氏は、西側メディアに対する検閲は明らかに新たな段階に入ったと指摘。「中国当局は、国民と共産党とのつながりから離れた、あらゆるニュース、情報からの遮断を強化をしようとしている」と述べた。

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