香港民主派の大規模デモが警官隊と衝突、政治危機の様相強まる
[香港 10日 ロイター] – 香港で9日、中国本土への容疑者引き渡しを可能にする「逃亡犯条例」改正案に反対するために民主派が行った大規模デモは、立法会(議会)の周辺に配置された数百人の警官隊と、警官隊が築いた阻止線突破を試みたデモ参加者が衝突する騒然とした事態になり、政治危機の様相が強まっている。警官隊は10日朝も立法会包囲を続けた。
警官隊はデモ参加者を警棒でたたいたり、胡椒スプレーを使って鎮圧に動き、双方に負傷者が出たもようで、救急車も出動した。こうした衝突の影響で、金属製の障壁が折れ曲がる様子も見られた。
逃亡犯条例改正案は、12日から立法会で審議が始まる予定。ただ、民主派は、逃亡犯条例改正によって「1国2制度」の下で香港に認められてきた法的な独立性が損なわれるリスクを懸念。このため逃亡犯条例改正の中止と、中国政府の支持を受けている林鄭月娥行政長官の辞任を要求するデモが実施された。
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